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滅菌ストレッチャーを押して気がつくと建物の外に出ていた。
建物内のように下が整えられていない雑草のしげった地面な上、外気との隔離用にカプセル状になっていて滅菌等の特殊装置がついている為に本体自体が重くめり込み気味なので車輪が押しにくく2人でふうふう言いながら押して汗だくになる。
どんどん静かな方に進んで行く。
緑が絡まり繁った所をかき分けて進んで行くと蔦に 絡まられた、白っぽい建物に出くわした。
「ここには私と一緒に以外は来てはダメだ。いいな?」
「うん。」
「マニュピレータ特殊の検定をうけるんだな?」
「うん、2級と3級。」
唐突に聞いてきた父さんに不思議に思いながら答える。
「ならちょうどいい、こきつかうぞ。」
そう言ってそのままその建物へと入って行った…。
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