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ーー大丈夫か?
自問するが自答は出来ない。
だが、いかないわけにもいかない。
「まぁ、悩んでいても仕方がないか」
「……?
どうかしたの?」
尋ねてくるナツキたんに伝えようか迷ったが、本当にそうなのかも不明な事柄だし、わざわざ不安を煽る必要もないだろう。
「あっ、と……あのさちょっと色々とまとめるものがあるから、一分だけ外に出てもらってもいいっすか?」
エロい女の子の写真が載っている本がいつ見られてもおかしくないことを思い出して、外に出てもらう。
扉がしまったことを確認するとすぐさま本を全てカバンに突っ込む、一応変えの服を一セットと何かの時ようにカバンをもうひとつ突っ込んだ。
だいたいこんなものか。
「おーい、もうオッケーッスよ」
また入ってきたナツキたんに色々と思うところがある。一応夜なのに、ノコノコと男の部屋に入ってくるとはどういうことなんだろうか。
誘っていると判断してもよろしいのだろうか。
いや、この無表情だけどなんか幼い感じの顔はそんなことがわかってない顔だ。
そんな何も分かっていない子を無理矢理手篭めにするのはダメだろ。いや、興奮するけども!!
「あっ、そういやさ、ナツキたんって何歳?俺は15ッスけど」
「……同じ。同じ学校に入学」
……は?同じ学校っても普通に小等部とかだろ?
まさか同い年でこれはありえんッスよね。
「あぁ、種族的な差か」
この世界にはたくさんの人型種族がいる。確か成長が遅くて寿命が長い種族もいたはずだし、そんなところだろう。
そんな種族のロリっ子は同い年でも手を出したらいけなかったりする。
「……?人族だよ?」
「……マジ、で?」
何故か言葉使いが移ってしまうぐらい驚いている。
幼さが残るようなではなく普通に幼くあどけない無表情の顔に、130程の小さな身長に、それに見合うだけの華奢で細身の身体。
「これが……合法ロリってやつかよ…………!」
神と師匠よ、感謝いたします。
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