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いやはや、三日間とは長いようで短いようで。遥か昔の先人はこう言ったことを『光陰矢のごとし』と言ったそうだが、それについて君はどう思う?
……おっと。どうせ自販機で何か買うなら僕の分も頼むよ。ほら、ちゃんと120円も出すから。
君は何に? 僕は、そうだな、君のセンスに任せよう。
……はい。ありがとう。手渡しでなくて、放り投げてくれて構わないよ。
………………
…………
……うん。
確かに僕は君に任せた。正確には『君のセンス』だけど、詰まる所君に任せたわけだ。
で、なんでお汁粉なんだい?
君は僕を殺したいのか?
クーラーもない無人駅。八月のお盆。
これはもう明確な殺意と周到な意思がなせる技なんじゃないかな。いや。でも飲むさ。だって勿体ないだろう?
うん。暑ささえなんとかなればこれはこれでオツな味かもしれないね。変な言い方だけど、お婆ちゃんになった気分だ。
そう言えば、暑い日には温かい飲み物を飲む方が健康にはいいらしいよ? 僕は温かいお汁粉。君は胃や腸が収縮しそうなくらいに冷たい炭酸。
まぁ、君の胃が縮もうがふやけようが僕の知ったことじゃないけどね。
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