第四部 ブリリアント☆ガールズ オン ステージ

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いよいよ三日間続く村祭りの日となった。 村人達は皆ソワソワして浮き足立っている。 夕方になって祭囃子が鎮守の森から聴こえてくれば、祭り開始の合図だ。 ブリリアント☆ガールズの出番は最終日打ち上げ花火の前。 それまでは普通に祭りを楽しむこともできるが、全員緊張の為、祭りに浮かれる余裕はない。それで誰も屋台を見て回らないで集まっている。 満子は体が震えている。 「どうしよう。今になって緊張してきちゃった」 「いつもどおり、学校で歌っていると思えばいいのよ」 ミトは満子を励ますが、そういう自分も手が震えている。 「緊張で手足が冷たい」 吉奈までも辛そうに手足をこすって温めている。 亜紀は梨香に訊いた。 「どうする? みんなガッチガチだけど」 「どうするもこうするも乗り切るしかないでしょ!」 梨香は不甲斐ないメンバーを叱咤した。 「緊張をほぐす為にはもう一度練習よ」 控え室でリハーサルを始めた。
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