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早苗が起きた時にはすでに昼過ぎだった。
時計をみてビックリした。
「ウソ! こんな時間! 何で!?」
しかも自分はバスタオルを巻いて寝ている。
「どうしてこんな格好で?」
早苗は昨夜のことを何も覚えていなかった。
慌てて身支度して母屋に行ったが、誰もいなかった。
次に玄関を見た。
法蓮の先割れスニーカーも菅笠も金剛杖もない。
「法蓮さんもいない。どこに出かけたのかしら」
あー、失敗したと早苗は一人で落ち込んだ。
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