【第8話】仕事の波と誤解と和解

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  「K社の件だけど、羽村にも一つ手伝ってもらいたくてさ」 「わかりました。でもすみません、いま急ぎが入ってて」 「そうか。いつならいける?」 「んー……、一時間半後、また声かけさせてもらっていいですか?」 「ん、了解」 「すみません」 ぺこり、頭を下げてその場から離れる。 とにかく早く戻って、さっきの三浦さんからの修正をUPしなきゃ。 席に着くと、すぐにマウスを手に取った。 三浦さんの件のデザインデータを呼び出して、開く。 画面上で小さな風車がぐるぐる回っている間に、資料を探す。 .
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