相手。

2/3
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
少女.side 「いってきます。」 誰もいない私の部屋に残す言葉。 帰ってくるはずもない 「いってらっしゃい」 の言葉を頭に思い浮かべる。 電気をつけたままの部屋の鍵をしめ 学園へと足を進めた。 重い足取りを無理矢理前へ進め 戻りたいと思う気持ちを押し殺す。 私、桜が通う学園は 全寮制の「デュアメント育成学園」は 1年次は筆記授業。 私のいる2年次は実技授業。 3年次はクエストを完遂。 そして、クラスはS~Cまで、ランク別けされている。 ちなみに私はSクラス。 そして、Sクラスの者は、 Cクラス。所謂、 落ちこぼれクラスの者とデュアを組まされることになっている。 力を平均にするため。 私「はぁ…」 ?「チェリー」 不意に後ろから呼ばれた。 振り向くとそこには 私「璃愛。おはよう。」
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!