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少女.side
「いってきます。」
誰もいない私の部屋に残す言葉。
帰ってくるはずもない
「いってらっしゃい」
の言葉を頭に思い浮かべる。
電気をつけたままの部屋の鍵をしめ
学園へと足を進めた。
重い足取りを無理矢理前へ進め
戻りたいと思う気持ちを押し殺す。
私、桜が通う学園は
全寮制の「デュアメント育成学園」は
1年次は筆記授業。
私のいる2年次は実技授業。
3年次はクエストを完遂。
そして、クラスはS~Cまで、ランク別けされている。
ちなみに私はSクラス。
そして、Sクラスの者は、
Cクラス。所謂、
落ちこぼれクラスの者とデュアを組まされることになっている。
力を平均にするため。
私「はぁ…」
?「チェリー」
不意に後ろから呼ばれた。
振り向くとそこには
私「璃愛。おはよう。」
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