プロローグ

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プロローグ

  私にとって、人生とは「ゲーム」だ。   「偽の自分」というキャラクターを操るのは「本当の私」。   つまり、「素の自分」が、プレイヤーってこと。   今まで私は、自分の性格を、作ってきた。   それが幼稚園の頃からなのか、   小学生の頃なのかははっきりしないが。   少なくとも、中2になった今でも   それが当たり前なんだ。   こんな考え方を、おかしいとも、ひどいとも、思わない。   私自身が変なのか?   そんなことを考えたって、らちが明かない。   だって、自分の普通を基準として、   こうやって今まで生きてきたんだから、しょうがないじゃん。   でも、こうは思う。     きっと、いや、たぶん、         私は、クルッテル。   そんなことを考えている時点で、もう、おかしいのかも、な。
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