【第9話】隠し事ごとは、できません

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  「本当、面白れーよ、お前」 そう言って、私の首筋に頭を埋めてきた。 「ちょっ……!」 「んー?」 焦りと混乱でめちゃくちゃになっている私とは反対に、余裕そうな声。 その声の後、ふうっと吐息が首筋をくすぐった。 「な、にしてんのっ……!?」 「べっつにー?」 そう言っては私の肌に唇を押し当て、噛み付く。 ぞわぞわするようなあの感覚が、背中を駆け上がってくる。 .
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