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「本当、面白れーよ、お前」
そう言って、私の首筋に頭を埋めてきた。
「ちょっ……!」
「んー?」
焦りと混乱でめちゃくちゃになっている私とは反対に、余裕そうな声。
その声の後、ふうっと吐息が首筋をくすぐった。
「な、にしてんのっ……!?」
「べっつにー?」
そう言っては私の肌に唇を押し当て、噛み付く。
ぞわぞわするようなあの感覚が、背中を駆け上がってくる。
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