【第9話】隠し事ごとは、できません

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  「やっと落ち着いたなー、仕事」 「そーね。あとは季刊ものだし、ちょっとはラクになるかなぁ」 「だな」 エビマヨにかぶりついた長瀬に、同調して頷いた。 私はすでに二杯目も残りわずかとなったハイボールを喉に流し込む。 あー、やっぱ、ジンジャーエール割、好きだわ。 のんきにそんなことを思いながら飲んで食べてを進めていたら、長瀬がふとこちらを向いた。 「そーいや、三浦さんとやってるあの案件、担当者、変わったんだって?」 不意に聞かれてドキッとした。 心臓はうるさいくらいに存在を強めてくるけれど、冷静を装って声を出す。 .
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