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「あれ、無いや」
旦にゃが、周りを見渡すと今日のおやつの小さな袋に入ったカリカリもない。
ふと、旦にゃが凪兵衛を見ると、その口がモグモグ動いている。
「ひどいよ凪兵衛。おやつを勝手に食べちゃうなんて」
怒って猫パンチでペシペシ凪兵衛を叩く旦にゃ。
「痛い、痛いよ。旦にゃのおやつを僕が食べるわけないよ。歯に挟まった煮干しを取ろうとしただけだよ」
「本当?」
旦にゃが、叩くのを止めると、何処からかチリーンと、音がした。
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