街への望み

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潤 「蹴りはこうやるんだ」 ドスンッ!! 翔 「ぐあっ!」 ゴンッ!! 翔 「ぐふっ!」 何て威力だ! 壁まで蹴り飛ばされるとは 潤 「もう終わりか?」 翔 「まだだ!」 潤 「ふっ。良い根性だな」 こいつ、本気出してないんじゃないか? 本気を出さずにこれなのか!? 翔 「行くぞ!」 潤 「面白い奴だ。久しぶりに楽しめるかもな」 翔 「らぁっ!」 スカッ!! ちっ! チョロチョロしてんじゃねぇ! おらっ! 潤 「ふっ。まだまだだな」 何故当たらねぇんだ! 翔 「くそが!くそが!くそが!」 潤 「がむしゃらにやっても当たる訳ねぇだろう」 くそ! 何でこんな奴がこの街にいるんだ! 上には上がいるって訳か だが、俺は諦めねぇ! 一発でも殴らなきゃ気が済まねぇぜ! 潤 「うん?まだ目が死んでねぇみてぇだな」 翔 「ったりめぇだ!俺は諦めが悪いんだよ!」 潤 「ふっ。まぁいいや。俺に喧嘩売った事を後悔させてやんなきゃな」 後悔だと? 一発でも殴んねぇと後悔しちまうよ まだ不意打ちでしか殴ってねぇんだ ぶっ倒れる訳にはいかねぇ! 翔 「うおらっ!」 潤 「ふっ」 スカッ!! 翔 「ここだ!」 潤 「なにっ!」 バキッ!! 潤 「ぐはっ!」 よし!やっと当たったぜ! 翔 「どうだ?殴ってやったぜ!俺の全力の拳どんなもんだ?」
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