第4話
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女装じゃなくてホッとしてサッサと帰ったにしては何だか不機嫌だった。まあ、自分の姉貴にコンパをお願いするのが屈辱的なのかもしれない。 でも、どう転んでも賭けに負けたのだから自分の意にそぐわない事をさせられても仕方ないと分かっていた筈だ。 「マジで分かんねー奴。」 俺は考えるのを諦めて自分の教室に向かって歩き出した。
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