第4話

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きっちり2時間集中して汗をかき、シャワーを浴びて着替え終わる頃には腹がギュウギュウ鳴っていて急いで荷物をまとめると道場を飛び出した。 とりあえず、駅前のコンビニで何か買う。買い食いしても余裕で夕飯は食える。俺は自転車をコンビニ前に乱暴に停めるとジャンボにぎり2つとお茶を買ってコンビニ前の憩いの場所みたいなベンチの一つにどっかりと座り込む。 目の前を駅から商店街の方に流れて行く人が通って行くが、そんな事はお構いなしだ。 と、その時だった。商店街の方から歩いて来た5人連れの男女の一人が俺に向かって声を上げた。 「あ、将爾のお友達!」 ジャンボにぎりの最後の一口を丁度口に放り込んだばかりの俺はまともな返事も出来ずに声のした方を見る。
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