第1話

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私の名前は、加納 理子。(かのう りこ) 本当ならば、充実した高校生活を送っていたはずだった。 だった。と過去形なのには訳がある。 「理子ちゃん。今日こそはこの僕を受け入れてくれるよね! 恥ずかしがらなくても大丈夫! 僕ほど君をわかってあげられる人は他にいないよ?」 そう言って、毎日毎日しつこく付きまとうこの人。 柳 有弥(やなぎ ゆうや)先輩。 ・
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