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「なあ。ジークとリコっち。
片方念話で片方しゃべってると、危ない人に見えるよ?
ジークが。」
あれ?私はみんなに聞こえるようにしてたつもりなんだけどな。
ジークが危ない人になるのは可哀想なので、一旦念話の練習は終わる事にした。
「私そろそろメルとチルトを呼びたいんだけど、いいかな?」
ちょうど周りは誰もいないし、いいかな?と思うんだけど。
「そうだな。ここまで来れば大丈夫だろう。
呼び出してくれ。」
ジーク達からお許しが出たことだし、召還させてもらおう。
私は魔力を流してメルとチルトを呼び出した。
《お姉ちゃ~ん!》
私が呼び出すと、猫に擬態したゴールドドラゴンの子供チルトが、一目散に私の胸に飛び込んでくる。
猫の姿も可愛いけど、やっぱりあのモフモフ姿を味わいたかったな。
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