第21話

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「なあ。ジークとリコっち。 片方念話で片方しゃべってると、危ない人に見えるよ? ジークが。」 あれ?私はみんなに聞こえるようにしてたつもりなんだけどな。 ジークが危ない人になるのは可哀想なので、一旦念話の練習は終わる事にした。 「私そろそろメルとチルトを呼びたいんだけど、いいかな?」 ちょうど周りは誰もいないし、いいかな?と思うんだけど。 「そうだな。ここまで来れば大丈夫だろう。 呼び出してくれ。」 ジーク達からお許しが出たことだし、召還させてもらおう。 私は魔力を流してメルとチルトを呼び出した。 《お姉ちゃ~ん!》 私が呼び出すと、猫に擬態したゴールドドラゴンの子供チルトが、一目散に私の胸に飛び込んでくる。 猫の姿も可愛いけど、やっぱりあのモフモフ姿を味わいたかったな。 .
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