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結局、長瀬の気が済むまでそのまま過ごして。
開放されたのは、夜の十一時頃だった。
軽くシャワーを浴びた長瀬に促されて、私もよろよろとシャワーへ向かう。
体に残る長瀬の感触が、流されていく。
少し熱めのお湯を浴びていると、少しずつ頭もスッキリしてきた。
戻ってくると長瀬がビールを飲みながら残っていた肴を温め直してくれていた。
せっかくだから、と私もビールを手に取る。
再び、ソファに座って飲み直しながら、長瀬と馬鹿話をして。
当初の予定とは全く違うけれど、不思議で楽しい休日の夜は更けていった。
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