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現在の理屈を延長しても未来の問題は解決できないというのが、私の信念だ。過去の理屈を押し付けられて反発してきた結果だと思う。
未来の理屈を想像した上で、現在の問題を考えないといけない。そんな環境テキストを書きたい。未来にとってあまり重要でないことを一生懸命やることはない。価値観は変わっていくものなので、変わらない価値を見つけたい。
現代人は既得権にしがみついて滅んでいく貴族たちのようだと感じることがある。最大の既得権は人権だと思う。人の命はそんなに重いものだろうか。地球より重い人命というのは何だろう。
何ものにも縛られることなく自由に発想していきたい。
温室効果ガスなんて、一万年後の人類にとって、どうでもいいことではないのか。そんな気がする。気候変動は激しくなっているかもしれないが、それが本来の地球の姿に近いのだと思う。人類は、どっちにしても化石燃料を燃やし尽くしてしまうだろう。安く手に入るエネルギーがあったら躊躇なくするのが人類だと思う。
温室効果ガスを削減する努力は必要だと思う。ただし、二酸化炭素の濃度ではなく、絶滅していく種の数で評価すべきだと思う。二酸化炭素濃度を産業革命前に戻すというのは、「それが安全だ」という迷信ではないのか。二酸化炭素の数値は可逆的なものだが、絶滅種の数というような不可逆な数値を中心に考えないといけないと思う。二酸化炭素の濃度を問題にするから、二酸化炭素を地下に貯めようという筋の悪い技術を開発することになる。それが未来永劫地下にあるとは限らない。未来の種に爆弾を仕掛けているつもりはないのかもしれないが、突然吹き出せば爆弾になると思う。
気候変動した後、人類は灼熱の地球でどう生きるかを考えないといけない。地球温暖化対策は、速度を遅くしようとしているだけだ。根本的な対策ではなく、緩和策だ。延命策といってもいい。22世紀の人のことは考えているが、その後のことは考えていない。
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