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高田は入社して、初めて会った時から遠藤を狙っていた。
それは、いつも通り、打算的で、いつも通り、変わらないことだった。
男を漁るために派遣をしている、と陰口を叩かれることに
その何が悪い、とさえ高田は思っていた。
条件のよりいい雄を求めるのは、雌として当然だ。
そして、狙った雄を手にしなかったことは、一度もなかった。
その顔で、その体で、何でも手に入れてきた。
・・・・・・・・・だが、遠藤は別、だった。
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