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大掃除と納会を済ませ、解散する。
遠藤はまだ仕事があるようで、残っていくらしい。
挨拶を済ませ、続々と帰っていく。
早瀬だけがそれに付き合って残っていた。
「失礼します。・・・よいお年を・・・」
ああ、と遠藤は答え、早瀬が、良い年を、と答えた。
外へ出ると、ビュンッと強い風が拭いて一気に寂しくなる。
『早く帰って、大掃除、手伝わなきゃなぁ・・・』
そう思いながら、ふと、斜め前にある公園が目に入る。
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