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     一頻り泣き、気持ちが落ち着いて、歩ける程度の顔になるまで  メグはその淋しい公園で、ポツンッ、と座っていた。  ボーっとしていたメグを呆れた声が現実に呼び戻す。 「・・・・・・お前、何やってんだ?」  振り返ると、タバコの煙を吐き出しながら、遠藤がこちらへ向かってくる。  咄嗟に顔を背け、泣いたことを隠そうとしたが  遠藤ははぁとため息を吐いた。
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