高2の私と隣のオオカミ

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・・・杏ちゃんってどんな子なんだ!? 「興味あるわぁ。会ってみたい」 「来週までうちのプール使ってるから会いに行きましょ?私も陽菜子ちゃんを紹介したかったの」 私たちの学校は来週テスト期間だから、今週は部活ができない。 その間だけなのか?姉妹校の光陽高校の水泳部と陸上部がうちで部活をしている。 杏ちゃんは光陽の水泳部らしい。 「じゃあ、来週私も覗きに行ってみようかな?」 「うん、圭吾君も・・・だからね?」 「会いたくねぇ~」 狼狽える津田君を見たのは初めてかも? 逸花ちゃんと、クスクス笑いながら私は今夜の夕飯を考えていた。 今日はカレーにしといて明日も食べられるようにしようかな。・・・明日もオオカミの家で過ごすだろうし・・・ 「宇佐美、にやけてて怖い」 「今日は司狼さんのところに?」 「えっ?・・・えへ、えへへ////」 にやけてた!?恥ずかしい 「なんかいいなぁ。宇佐美と司狼さんの関係。新婚みたいだよな」 「はぁっ!?」 「週末だけとはいえさ、夕飯つくって待ってるとか・・・新婚みたい。いつでも結婚できるな!」 「やっ、やだぁ!まだ結婚なんてできへんのにぃ」 私は津田君をばしんばしん叩いて更ににやけてしまった
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