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「そいうや、授業どうするの?黒板見えないんじゃ困るでしょ?」
回りのざわざわなんて気にしないのか何事もないように中江俊哉は話始める。
私も気にせずに話を返す。
「いや、うん。実はさ学校に許可を貰ってレコーダーを持って来たんだよね。これで録音して聞いて覚える。美桜にも教えて貰うしね。」
中江俊哉に見せたレコーダーをすって取った。
多分興味が有るんだろう。
「あ、そうだ。俺のノートも要る?担当の先生違うと授業も違ってくるだろうし。その代わりそれ聞かせてよ。」
「いいよ。交換条件ね。あ、それからさ…「おーい、席つけよ。」」
タイミング悪いところで担任がやって来た。
お礼の話をしようと思ってたのに。
取り敢えず口をつぐんで前を向いた。
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