第9話

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翌日から突然。 二階堂類は 学校を無断欠席するようになった。 「センセ、来たよ」 昼休み。 相変わらずの調子で、ノアは僕の所に現れた。 「ごめんね、呼び出したりして」 僕は自分でも分かるぐらい緊張していた。 硬い表情のまま、扉を閉ざす。 「いいけど。話ってなあに?」 密室になると ノアの声は一段と甘く響いた。
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