第9話

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傲慢で力強く魅惑的で それこそ卓越したカリスマ。 なのに危うく子供じみていて 少しも目が離せない――。 「ほら、彼って――歯止めがきかないところがあるだろう?」 「ああ」 僕の意見に類は大いに頷いた。 「残酷なほどにね」 そうだ。 ノアの存在。 惹かれるほど深みにはまる。 それ自体残酷なのだ。
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