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「あ、俺、佐藤 策。策って呼んでくれ」
「知ってるよ」
「え?」
「だっておんなじクラスでしょ?」
そーいえばそーだったな…。
「俺記憶力あんま良くなくてさ…。ごめん、名前覚えてないんだよね…」
「あぁ、全然いいよ。俺影薄いし」
まぁ、確かにそうなんだけども…。
これから一緒に音楽やってく仲間の名前知らないのはヤバイよな。
「僕は相澤 夕。夕でいいよ」
「わかった。よろしくな、夕」
夕は俺に優しく微笑みかける。
そういえば。
気になることがあったんだった。
「なぁ、夕」
「なーに?」
「なんでお前顔カッコいいのに、隠すようなことしてんの?勿体なくね?」
「あぁ、それはね、ヒミツ♪」
夕が俺に向かってウインクした瞬間、全身に鳥肌がたった。
なんだ今のは…!?
寒気が止まらん!!
「そんなことよりさ、作曲の続き、僕も一緒にしてもいいかな?」
「え?あぁ、いいぜ!」
俺はおかしいと思っているところを夕と二人でどうしたらいいのか考えていく。
なんか、はぐらかされたような気が…。
まぁ、いっか。
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