第1話

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「おはよー、策ー!」 振り返ると、いつも俺について回る、『齋藤 泉(さいとう いずみ)』だった。 こちらにむかってぶんぶん勢いよく手を振りながら走ってくる。 「…おう」 「なになにー?元気ないねー!そんなんじゃだめだよー?策カッコいいんだから!!明るくいこーよ!!」 そういって、肩を組んでくる齋藤。 重い…。 齋藤は俺より背が高い。 そのぶん、体重が掛かる。 「重いんだけど…」 「え?なにー?」 「…。なんでもない…」 「えー、気になるじゃん!!」 こいつ耳悪いんじゃねーの?笑 齋藤の話を受け流していると、学校についた。
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