第1話

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不思議な夢をみた。 俺がリーダーになって、バンドを組んでいて、メンバーで息を合わせ、楽しそうに演奏している夢だった。 目を開けると、もう夕方だった。 目の前には齋藤の顔。 なんでこいつがいるんだ…。 「んー…あれ、策、起きた…?起きたならギター聞かせてよ♪」 起きたかと思えばすぐに切り替わりやがった。 いつも聞かせてとうるさいから、上手く齋藤を撒いていた俺だったが、今日は寝てしまって撒けなかった…。 仕方無い…。 まぁ、いつも一人で自分のギターがどんな風なのか分からなかったから、人の意見も聞くかな。 「屋上行くぞ」 「ほんとに!?聞かせてくれるの!?」 「来なくてもいいぞー」 「行く!!是非聞かせてもらいます!!」
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