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「【水龍】!!」
「「「!?」」」
飛び込みと同時に隣から聞こえた言葉
俺達は一瞬その魔法を唱えた人に目を向けたが、すぐに目線をプールに戻す
白「――龍が!!」
1‐Aの一人目の人が、水で出来た龍に跨って泳いでる…ってか進んでもらってる!!
かっこい…じゃなくて
白「あれはアリなの!?」
健「魔法の使用は許可されているからね」
紅「この状況、下手に相手に攻撃はできないからねー…なーるほど、あんな感じであればいいわけだね?」
二人が納得して見ているけども!!
白「戒になんかしないと!!」
愛「あ、大丈夫。戒はもうちゃんと準備してたから」
白「?」
蓮「大神、あれ」
蓮が指差す方はさっきの水龍が、1-Aの人を乗せて進んでいる
蓮「その隣だ」
白「………あ!!」
戒が…ちゃんと横に付いてってる?
あ、ターンした
水龍に乗っている人は横にいる戒を見て、なんか悔しそう
白「でも…なんで?」
愛「戒の作る魔符は【変化】だから…足が人魚のようになっているか、水掻きを作ったんだと思うよ…俺みたいに」
そう言う綺堂の足や指の間にも水掻きがついてて、耳の後ろにはエラがついていた
…すっげぇぇえええ!!
紅「魔符も侮れないね」
愛「それじゃあ、俺二番手みたいだから行ってくるね?」
健「いってらっしゃい」
綺堂はいってきますと言って、少しだけ笑みを見せた
飛び込み台に二人立ち上がって、お互いに仲間を待って
バシャン!!
『ほぼ同時に二人目が今!!飛び込んだぁあああああ!!!』
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