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と、笑顔で返してくれる遥っち
今考えると、たくさんの日々を2人で刻んできた
作り上げてきた思いがつのり、俺っちの心を動かした
ガタッ
さっきまで座って唄っていたけど、俺っちは無意識に立ち上がった
俺っちはぶっちゃけそんなに唄は上手くない
章「遥っち……
ヘタクソな唄だけど遥っちに贈るね(笑)」
俺っちはそう言って柄にもないラブソングを入れた
遥「珍しい……て言うか初めてじゃない?
ラブソング唄うの」
章「うん……正直緊張してる
でも『めちゃくちゃ好きだ!』……って神様に誓うためには唄うしかないっしょ?(笑)」
遥「章司君…………」
遥っちはそう言ってスッと手を俺っちの前に出した
俺っちはその手をしっかりと握りしめて真っ直ぐ遥っちを見て言った
章「これからも遥っちの手を握っているよ(笑)」
遥「うん……そうしてください(笑)」
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