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章「ねぇ、遥っち……」
遥「なに?」
章「俺っちの声が続く限り、隣でずっと愛を唄ってるからね!!」
俺っちはギュッと強く手を握りしめて遥っちに言った
遥っちも強く強く俺っちの手を握り返して問った
遥「じゃあもし歳をとって声が枯れてきたらどうするの?」
章「そしたらもちろんずっと、ずーっと手を握ってあげるよ!こんな風にね(笑)」
遥「章司君……
いい言葉言ってくれてる時に悪いけど…………
曲終わっちゃったよ?」
章「…………へぇ?」
俺っちは画面を見ると、確かに曲が終わった瞬間を示していた
章「…………ノォーーー!!!」
俺っちはバタリとその場に崩れ落ちた
せっかくカッコいいことを言って遥っちのために唄おうとしていたのに……
章(カッコ悪い……なり)
そんなことを考えていると、遥っちが曲を入れた
それもさっき俺っちが入れた曲と同じ曲を
章「これって……」
遥「章司君……デュエットしよ(笑)」
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