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「あぁなんて綺麗な空なんだろうか。」
今日は快晴。雲がない。
3月なのに少し暑かった。もしかしたら僕が暑がりなだけかもしれない。
「今日も仕事か。仕事と思うだけで疲れるな。」
ただ働くのがめんどくさいだけだ。
僕の仕事は、ただ犯人を特定する簡単な仕事をしている。探偵とでも言えばいいのか。
「尭(アキ)、ご飯できたわよ?早くしないと間に合わないわよ!?」
「はいはい母さん。わかってるよ。」
こんなことが幼稚園の頃からずっと続いてるので、こういう朝は慣れてしまった。
「今日はピザトーストなのか。母さんが作るピザトースト…いやこれはパン屋で買ってきたピザトーストだね?トッピングはすごく似ているけど、チーズの匂いがすこし違う。まあいいや、いただきます。」
「あら…ピザトーストあんまり食べたことないのによくわかるわね。」
「いつも父さんが食べてたじゃないか。そのピザトーストの匂いを覚えているのさ。」
父さんは23年前、あの噂ができてから1週間で死んだのだ。
あれ…そういえばあの噂ってなんだっけ?
もういいや。どうせ噂なんてただの遊び。
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