第1話

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「いらっしゃーい」 「ココロ兄ちゃん、ゴリゴリ君は!?」 「あー、すまん売りきれ。入荷すんの忘れてたわ」 ここはじいちゃんの家の裏にある駄菓子屋だ。 というか、じいちゃんの趣味で始めた店。 学校の休みの日は俺が店番をさせられている。 「じゃあ、んまい棒8個にしよっ……あれ?ココロ兄ちゃん」 「なんだ」 「めんたいこ味とチーズ味が無いよ」 「…………」 まあ説明は不要だろうが言っておく さっきから商品管理が出来ていない店員 もといココロ兄ちゃんとは 俺のことです――― 「タイキ、今日はコンポタ味で勘弁してくれ」 「コンポタ味も無いよ!?」 「……まじか」 正直俺、将来が不安です
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