第1話

3/4
前へ
/4ページ
次へ
ここで少し、俺自信の話をしよう――― 俺の名前は 安堂 心(アンドウココロ) 女の子みたいとか、よく近所の婆さん連中に言われるが気にしない。 地元のあまり頭の良くない高校に入学したばかりの一年生だ。 部活は、帰宅部。 特に部活をやりたいとは思わないし、なにより面倒くさいのだ。 駄菓子屋の店番をしている方がよっぽど楽。 「ばいばーいココロ兄ちゃん」 「おう、また来いよ!」 この駄菓子屋の店番をするようになった理由は、そんな大した理由じゃない。 俺には両親がいない だからじいちゃんに世話になっているんだ。 世話になっているのだから、ちょっとしたお手伝いってとこ。 両親がいないと言ったが 基本は家にいないだけ 父ちゃんと母ちゃんは、病気することもなく、今も元気に生きている。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加