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ここ最近の事だが、『杉崎京介』はあるゲームにはまっていた。
そのゲームの名は『ガンナーズブレイド』。機甲戦闘服(アーマードスーツ)と呼ばれる兵器を用いて少人数の戦闘を行う、多人数参加型オンラインゲームである。
この説明を聞くだけでは、『よくある設定のゲーム』だとか思うかもしれない。しかし、このゲームにはあるとんでもない特色を持っていた。
なんとガンナーズブレイドの世界を疑似体験できるのだ。もう少し噛み砕いたをするとゲーム上の『プレイヤーに成りきれる』ワケだである。
どうゆう仕組み、構造なのかはまだ判ってない。一説には脳から出た信号をデータ化してプレイヤーに反映させてるだとか。
一つ言えるのは、ゴツゴツと機械機械したヘルメットを被ることでトリップすることができるってことだけである。
この特色のせいか、はたまた他の要因の賜物か、『ガンナーズブレイド』は世界中で大ヒットした。いや、大ヒットの一言では済ますことはできない。それはもはや歴史的売上と呼ばれるに相応しいものだった
運営開始一ヶ月で1000万人、一年で1億人、三年目となる現在ではいよいよ2億人の大台がすぐそこまで迫っていた
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