26話目

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某掲示板にも書いたお話をします・・・・ 5年前の夏、私と友人と新潟県の○△へ旅行に行きました。 道が混んでいたので、午後5時ぐらいにホテルに着きました。 ホテルは比較的新しく、部屋は和室でバスルームもありました。 早速、温泉へ入ろうと言いましたが、友人のK.Hは気分が悪いと言い、私だけで温泉に入ることになりました。 私は、温泉に入り約50分後に部屋に戻って来ましたが、K.Hの姿はありませんでした。 ふと・・・ バスルームからシャワーの音が聞こえて来るのに気付きました。 K.Hがシャワーを浴びているのだと思い、バスルームのドアをノックして「大丈夫?」と声をかけてみました。 しかし、返事がありませんでした。 その時、バスルームで何かが倒れたような音がしました。 私は、K.Hが倒れたと思い「どうしたんだ!」と叫びながらドアを叩きました。 しかし返事が無かったので、ドアを開けました。 すると、私は急に体が重くなり・・・・・・ 気が付くと私は、布団の上に横になっていました。 K.Hが部屋の入り口で倒れているのを見つけて、運んでくれたそうです。 私は、さっき起きたことを思いだし、K.Hに部屋でシャワーを浴びたかと質問しました。 K.Hは首を横にふり、浴びてないと答えました。 やはりさっきの出来事は夢だったかと思うと同時に、なぜ倒れたんだろうと思いました。 バスルームの方へ近づくとドアが、少し開いていたので閉めようと思い・・・ ドアノブを握った瞬間、私は倒れた直前のことを思い出しました。 私は、やはり誰かがシャワーを浴びているのに気付き、バスルームのドアを開けました。 そこには・・・ ワンピースを着て肩まで伸びた髪で所々に青いあざがある女性が立っていたのです・・・・ そして彼女はこう言ったのです・・・・ 「こっちに・・・・来たい?」と・・・・
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