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「…最悪だ。」
ずおおおおおおん、
俺は今、こんな感じの効果音が出ているとさっき言われた。
否定はできない。
俺はそれほどに今テンションが下がっているんだ、そりゃあもう地球の終りぐらいのテンションですわ。
「ま、まあっ、そんなこともあるよ!」
「へえ…おまえにはあんのか?」
うっ、と凛は押し黙る
それはそうだろう。
『好きです。』
女子からは出ない低い声での告白なんてされてもうれしくねえんだよ、俺は。
「悠(ハルカ)の野郎……何考えてやがる…最高の嫌がらせだ。」
古野悠(フルノハルカ) 凛と同じで俺の幼馴染である。
女みたいな名前ではあるが、列記とした男で、綺麗な顔立ちと友好的な性格からか結構モテる
それが何を思ったか、昨日俺に告白してきたわけだ
「嫌がらせ…か…。」
「凛。」
凛がぎくっとした表情で固まる。
こいつ…何か知ってるな?
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