第1章 出会い

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私は勇気を振り絞って、何を話せば良いか分からず、とりあえずと思いながらその彼に声をかけてみた。 『あの…おいくつなんですか?』 「俺は29歳。君は?」 『わ、私は一応20歳です。  全然20歳に見えませんよね。』 あははと苦笑いをしながら答えると彼はふと微笑みながら 「確かにそうかも。」と笑ってくれた。 直感的に(何でか分かんないけど、もう会える人じゃないかもしれない…。) そう思った私は、自分でも積極的過ぎると思ったが、彼に一つの提案をした。 『あ、あの…もし良かったら連絡先を交換しませんか?』 彼は少し考え、こう答えた。 「うーん、職場から支給されてる携帯だけど、良いよ。」 『も、もちろん大丈夫です。じゃあ…私が先に赤外線で送りますね。』 OKを貰った私は舞い上がりたい気持ちを抑えて、彼と連絡先を交換した。 彼の名前は友規と言うらしい。 彼はIT関係の仕事なのか、プログラマーではないがPC関係の仕事をしているらしい。 様子を見ては彼と話したりして、私が彼氏も作らずにいるのは女の子好きだと思われたのか私の隣に座っていた女の人とポッキーゲームをやらされたり等…酔っ払い達に色々と注文をされたりした。 それから時間は22時を回り…二次会のカラオケへと行くことになった。
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