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私は、自分の携帯電話のバーコードリーダーでサヤカのQRコードを読み取った。
読み取り完了の機械音。
表示されたアドレスにアクセスすると、画面が変わった。
『承認する』をクリックした。
「アリサ。これで仲間だね。」
「うん、裏風紀委員。」
「これで、龍二くんとペアなものが買えるね。ペアリング?」
「うぅーん、別のなにか?」(笑)
「あっ、噂をすれば、ほら…」
サヤカが私に目配せした。
「いらっしゃいませ~」
店員の声が店内に響きわたる。
入り口には、龍二と竜也くんが立っていた。
「こっち、こっち。」
サヤカが立ち上がって、二人に手を振る。
サヤカが私を見ていたずらっぽく笑って。
「えへへ、あたしが呼んだの。たまにはダブルデートしようょ。」
視線に気づいた龍二は、私を見て、いつものように優しく微笑む。
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