第1話

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龍二と竜也くんが、トレーにバーガーとドリンクを持って近づいてくる。 竜也くんがサヤカの横に座ると、ちょっと笑ってみせた。 「おまえら、何話してたの?」 「うぅーん、いいこと。」 「別に、聞かねえけどさ。」 竜也くんが、ペアリングをいじりながら吐き捨てる。 私は、龍二の言葉を待っていると、龍二は少し笑って。 「ボクは、聞きたい気もするけどね?」 龍二が、心の奥まで見据えるような目で、私を見る。 私が裏風紀委員の怖さを知るのは… まだ ずっと先のこととなる。 大好きな人に、話せないことが出来たときから、好きな人との間に距離ができる。 **☆***★**
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