第1話

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髪形は違っていても… 確かに龍二に間違いない。 首筋の三つの黒子は二人といない正三角形になっている。 銀縁眼鏡は掛けていないが絶対に間違うはずがない。 私は思わず駆けよって… 「ねぇ、龍二でしょう?」 と言ってみた。 その男の子はきょとんとして私を見ていた。 「龍二。どこ行ってたの?」 「なんなの!この女?マサカくん行こう。」 彼女らしい女の子に強引に手を引っ張られて、マサカくんは去って行く。 確かに龍二だと思っていたが私のことを初めて見る目をしていた! うーん、不思議だ? あれは…そっくりさんなのか? まてょ、調べてみる価値はあるな。 私は二人の後を追った。 **☆***☆★
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