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髪形は違っていても…
確かに龍二に間違いない。
首筋の三つの黒子は二人といない正三角形になっている。
銀縁眼鏡は掛けていないが絶対に間違うはずがない。
私は思わず駆けよって…
「ねぇ、龍二でしょう?」
と言ってみた。
その男の子はきょとんとして私を見ていた。
「龍二。どこ行ってたの?」
「なんなの!この女?マサカくん行こう。」
彼女らしい女の子に強引に手を引っ張られて、マサカくんは去って行く。
確かに龍二だと思っていたが私のことを初めて見る目をしていた!
うーん、不思議だ?
あれは…そっくりさんなのか?
まてょ、調べてみる価値はあるな。
私は二人の後を追った。
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