目覚め

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「あれはアカン。正真正銘化け物や。」 「でも、ヒデが本気出せば真兄に両手両足使わせることできると思うよー。」 ヒデの本気ね・・・ ヒデはいつもおちゃらけていて真面目なところをほとんど見ない もしかしたら本気のヒデは俺が知らないヒデなのかもしれない 「でも真兄はあと変身を二回も残してるよ?」 どこのフ○ーザだ 「そろそろ教室戻りましょう。」 東海林の一声で俺たちは教室に戻った 教室に戻ったあと明日の予定を話したところで下校となった 昇降口までの道のりの曲がり角で人とぶつかってしまった 「いてて・・・。」 「おっと、ごめんな。」 「いえ、すいませんこちらこそ。」 制服のリボンが三年生のリボンだったから一応敬語で話した 「ま、これからお互い気をつけような。」 「はい。」 なんだかいい人そうだったな なんとなくやさしいお兄ちゃんって感じだった 「亮!何やってるんや!はよ行くでー!」 「今いく!」 「あれが荒山亮か・・・。」 その先輩がそうつぶやいたのを俺は聞くことができなかった
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