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「それにしても、あのイケメン先生強すぎやろ~。」
ヒデがうなだれる
「真兄は僕たちの年ごろには退治屋のトップクラスにいたらしいよ。」
「おいおい、退治屋のトップとかエリート中のエリートじゃねぇか。」
まぁそれならあの化け物っぷりも納得できるな
「というか今は退治屋じゃないんだな。」
「子どもが生まれたと同時にやめちゃったんだよ。」
「あの先生あの若さで子どももおるんかい!?」
見た目大学生にしか見えないのにな
「女の子なんだけどね、ものすっごく可愛いんだよ!!」
まぁ子どもはみな可愛いよな
「しかもあの子は母親似だからものすごい美人になるよ!」
「かぁ~。やっぱり奥さんも美人なんやな・・・。」
こんどはうらやましそうな顔をするヒデ
「もうね、半端じゃないよ・・・。一時期事務所のスカウトとか頻繁にきてたもん。あれには僕も勝てる気がしない・・・。」
早百合にそこまで言わせるとは
「ほぇ~一度会ってみたいなぁ~。」
ーーーーーー
「お嬢様、本日はいかがでしたか?」
「そうね、カラオケは楽しかったし、早百合の歌が聞けたので満足でしたわ。」
「それはよかったですね。」
執事との何気ない会話
しかしその平穏は突如崩れる
ガコッ
「なんですの!?」
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