目覚め

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そして続けざまに霊気の塊を爆発させ小規模な煙幕を張る 「くそがっ!やっぱりネズミが潜んでいやがったか!」 東海林のすぐ近くで見張りをしていた下っ端は周りをきょろきょろしている もう一度霊気を拳に凝縮し後頭部を殴りつけた 「ぐぇっ!」 今のうちだ 俺は急いで東海林の縄をほどいて脱出を図った 「ど、どうしてあなたが!?」 「説明は後だ!逃げるぞ!」 もう霊気は残り少ない 流石に三人目を気絶させるのは難しい だがまだ煙幕は晴れてない 「おぉっと。どこ行くんだ?」 「っ!?がぁぁっ!」 突如煙幕の中から俺を正確に蹴り飛ばしてきたリーダー格 「荒山亮っ!」 東海林はなぎ倒された俺に寄って来る 「馬鹿っ!ほっといて逃げろ!」 「おいおい、泣かせるじゃねーの。わが身を犠牲にして女を助けるってか?」 くそっ なんで俺の位置をあれほど完璧に把握したんだ!? 「ここの出入り口はお前さんが入ってきた一つだぜ?そこで待ってれば後はわかるよな?」 こいつあの状況で冷静に判断したのか
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