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「どうやらお前はガス欠のようだな。」
こいつ相当できる奴だ
「東海林、助けに来た身で言うのもなんだが何とか奴を打倒できるような霊術はないのか!?」
「そ、それがあの人たちに妙な薬をかがされて・・・。」
それもそうか
東海林はうちの学校ではヒデや早百合には及ばないもののクラスで10番以内に入る実力者だ
自力で脱出も可能だっただろう
それがこうやっておとなしくしているのだからなにかされたに決まっている
だめだ・・・・
俺は東海林を助けに来たんだろうが
東海林を頼ってどうする
なさけねぇ・・・
「ったくよぉ、お前があの二人を気絶させちまうから計画が狂ったじゃねぇかよ・・・。どうしてくれんだ!?あぁ!?」
肉体強化した蹴りが俺の腹に突き刺さる
「ぐぁっ!」
次に顔面を蹴られ無様に数メートル回転しながら吹き飛ばされる
「うぐぅっ!」
「お、おやめになって!!私がお金をいくらでも差し上げますから!ですから」
「うるせぇ!!」
バチンッ
「きゃあっ!」
叩かれ地面に転がる東海林
俺は何をやっているんだ
東海林を助けに来たんだろ
俺が助けられてどうする
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