第1話 出会い

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私が会いたい・・・いや会わなくてはならない人物は未だ敵のいない闘いを行っているディアッガ達に視線が釘付けになり私が近くにいることに気が付いてない。だけどそんな事知った事ではない テ「ナーガ・オルオ・クリテット」 ナ「・・・・・・ッ!」パンッ 私はナーガの名を呼ぶと彼女はやっと私に気付いた。そして此方を向くと同時に私はナーガの頬にビンタをお見舞いした テ「これで貴女は満足ですか?神聖な儀式であり、この学院にいる限り必ず成功させなくてはならない事を貴女は、貴女のお仲間は邪魔をした。今まで下駄箱にゴミを詰められたり、実習では石をぶつけられ、魔法の的にまでされた。ただ平均魔力値が平均より少し低いと言うだけで!教科書だって何度買い換えたか分かりますか?わかるはずないですよね?貴女達加害者はやられる側の気持ちなど一ミリも考えない。それが何れ程苦痛で何度死のうと考えたか・・・貴女には分かりませんよね」 ナ「ち、違・・・」 テ「言い訳なんて見苦しいです。もう構わないで下さい。今度今までのような事をするならもう手加減はしませんから」 言いたい事は全て吐き出した。もうその場にいる必要はない。私は闘技場を後にし一人教室へ戻り鞄を手に保健室で早退届けを貰い寮の自室へ帰還した。だが未だ胸の内がスッキリする事はなかった
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