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次の瞬間、ドンッと言う衝撃を感じた身体が宙に浮いたのを他人事のように思いながらも、腕の中のラブリーエンジェルだけは守るように抱き込んだ。
ズササッと地面に身体を削られながら数メートルほど転がった俺は、更なる絶望が目の前に迫っている事に気が付いた。
あぁ俺死んだかなぁ…
なんとトラックは人を跳ねたにもかかわらず、ブレーキをかける事なくそのまま突き進んできたのだ。
あらぬ方向を向いている脚では逃げる事も叶わないだろう。
だが我が愛しのラブリーエンジェルマシュマロだけならと、最後の力を振り絞ってトラックの進行方向から外れた歩道の方へマシュマロを押しやった。
さらば愛しのモフモフよ…
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