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一年後。
僕は、晴れて志望校に合格した。
先生が僕の家を尋ねて来た、彼の一日が在ったから合格出来たのかも知れないが、実は、彼の後も僕は密やかに勉強を続けて来たのも在るだろう。
然し、
彼の日、全身拘束と鞭打ちの体験が在ったからこそ、タイムリミットのお陰で、回答用紙の記入速度が早く成り、全身拘束されたお陰で、問題と回答が強烈に焼き付いて離れ無かった事は確かで在る。
流石、
指名率No.1。
合格率98.5%と謳われるのも頷けると言う物だ。
さて僕の進学先では、来週の日曜日、文化祭を控えて居るのだが、
僕は彼の濃厚な一日を提供して貰った御礼に、先生を文化祭にお招きしようと思う。
特製の粉砂糖を一袋、珈琲にブレンドし、其の後は、展示品のコーナーをじっくり、ゆっくりと、堪能して頂く予定だ…。
彼の日の講義をモティーフにした、
傑作“罪と罰―冷血なる天使は、かく舞い降りた”
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