第1話

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今からだと、 遠い、遠い昔の話。 「父さんたちは、タイムワープしたんだよ。」 蝉の鳴く声 心地よい風など吹く気配は無い せっかくの通気性自慢のシャツも無風にはかなわない でも、 走らないと........... 女A「いやー、今日も暑いなぁ。」 男A「暑いな。」 女B「うん、暑い。」 「...お前らそれ以外に話題はないのかよ。」 女A「いやー、今日も暑い!」 男A「暑いなー。」 女B「うん、超暑い。」 「・・・・・。」 女A「あーあ、ヒロトが黙っちゃった。」 特に残念そうではない 男A「ナナが暑い暑い言い出すからだな。」 ナナ「タクミも一緒に言ってたじゃん!」 タクミ「ナナ一人で言ってたら可哀想だと思ったからだよ!」 ナナ「なにわけわかんない事言ってんの、だいたい...」 ここで、ユウカが口をはさむ ユウカ「あぁー、めっちゃ熱い」 タクミ、ナナ「まだ言うのか...」 ユウカ「いや、さっきとは字が違うんだよ?地球温暖化はきっとお二人さんのせいだねぇー。」 タクミ、ナナ「違う!!」 俺たち4人は周北高校に通う、小学生の頃からの仲良しだ 高校の偏差値は上の下くらいで、俺たちの中じゃあナナが一番賢い ナナには中学までは、勉強を教えてやってたのにな ちなみにナナはタクミと付き合ってる ナナ「陸上部の夏の練習は無~し。もう暑すぎー。」 言い忘れた、俺たちは全員陸上部だ 「ほらほら、ラスト2周だ。走るぞ。」 そして、何を隠そう、俺は部長だ ナナ「なんでラストって言っておいて2周なのよ!」 「これで反撃する元気が無かったら、1周にしようと思ったんだけどな。」 ナナ、タクミ、ユウカ「えーーー!」 ナナ「タクミ、私をおぶんなさい。」 タクミ「たとえ1周でもやだよ!」 「ほらほら、あと1周でいいから、さっさと走るぞ。」 ナナ「さいっこう!おんぶしてあげる!」 「元気だな...」 8月xx日 僕たちの暑い夏休みはまだまだ続いていくのだろう
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