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「そうなんですか。」
「本当にありがとうございました。」
そうお礼をいって、ケーキの箱を未来から受け取ろうとしたときだった。
一気に人の波が押し寄せてきて、潰されかける。
どうやら、応援の警察官が到着して、人混みの中から横切って入ってきたためらしい。
バランスが取れなくなり、倒れてしまう未来。
弾みでケーキ箱も地面に落としてしまう。
「あっ!!」
拾おうとしたとき、足元を見ていない観衆たちにつぶされてしまう。
「大丈夫ですか。」
手を貸してくれ、立ち上がらしてくれた。
「私は大丈夫ですけどケーキが・・・。」
未来はつぶされたケーキの箱に目をやった。
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